2022.03.17
新じゃがって…?

弥生も半ばになるとあちこちで草木が芽吹いてきました。
草木が「弥(いや)」いよいよ「生(おい)」生い茂る…
3月の和月名である「弥生(やよい)」。
あおぞらファームの研究菜園でも
色々な種を蒔いたり苗を植えたりと大忙しです。
我が家のバルコニーのプランター菜園にも
あおぞらファームさん特製のタネイモを植えました。
芽が出てくるのをまだかまだかと心待ちにしています(^^♪
↑↑↑
ちょっと気が早すぎますネ(^^;
野菜売り場にも「新じゃが」が並んでいます。
そこで今日は、じゃがいものお話です。
「新じゃが」にスポットを当ててご紹介しましょう。
みなさまは春先に出回るじゃがいものことを「新じゃが」だと思っていらっしゃいませんか?
…とここで「えッ?」「違うの?」と思われた方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
あながち間違いではないのですが、
そもそも「新じゃが」というのは
収穫後、一定期間貯蔵しないですぐに出荷するじゃがいものことなんです。
南北に細長い日本列島では、それぞれ収穫時期がずれるので、
新じゃがの時期にも違いが生じるということなんです。
ちなみに日本一早く新じゃがが出荷される県は鹿児島県です。
2月下旬~3月の初旬、まず鹿児島本土ではなく、
離島から収穫、出荷が始まります。
関西のお店にも、沖永良部島や徳の島から
はるばる新じゃががやってきます。
そして順番に鹿児島本土に近付いていき、
5月のゴールデンウイーク頃まで出荷が続きます。
じゃが芋は全国的に栽培されているので
秋植えを2月下旬~3月初旬頃に収穫する鹿児島県を皮切りに、
桜前線のように北上して、産地リレーをしていきます。
ゴールデンウィーク頃には長崎県に産地がバトンタッチされ、
静岡辺りや関東へ。
同じような緯度の関西にあるあおぞらファームや我が家の菜園では
5月~6月に新じゃがが収穫できることでしょう(*^^)v
そして旅の最終は北海道。
北海道では(春植えのものが)7月以降から8月(9月)頃にかけて収穫されます。
なので、2月下旬の早春から晩夏、初秋にかけて
「日本全国新じゃがの旅」を楽しむことができるのです♪
日本って素晴らしい(*^▽^)v
「新じゃがの旅」が終わると最大産地である北海道のものが貯蔵され
春まで出荷されます。
その貯蔵ものは「新じゃが」に対して「ヒネ」と呼ばれたりしています。
「新じゃが」と「ヒネ」。
どちらがよくてどちらかが悪いものではありません。
それぞれの特徴を知って、お料理にあわせて
味や食感の違いを楽しんでくださいネ
次のブログでは、それぞれの特徴にスポットを当てて、
美味しい召し上がり方などをご紹介したいと思います。
by Ikuko
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